猿夢 - Eight
词:Eight
曲:Eight
地獄行き列車
告げられる悪夢
迫り来る惨劇から
滲み出した現実感に
自覚したカウントダウン
血なまぐさい夢から
逃げるように目を覚ます
無機質な声無人駅
脈絡も何も無く
不可解と知りつつ
好奇心は脈を打つ
非現実を盾に
自分から足を踏み入れた
未曾有の怪奇は幻
それだけの事
忘却しきった嘘のような悪夢
信じがたい惨劇さえ
記憶からは抜け落ちた
そんな明くる日ざわめきだした
嫌に生ぬるい大気に
逆巻くあの狂気
地獄行き列車
終わらない悪夢
より強く念じるだけ
迫る音と薄らぐ視界
遠ざかる僕の鼓膜に
陰気なアナウンスが
生々しく焼き付いた